国道2号線    −その3−

 姫路に着く。姫路といえば、やはり世界文化遺産である姫路城であろう。私は暗くなりかけてはいたが、姫路城に向かった。
 着いたときには、すっかり暗くなっていた。ライトアップされた姫路城が美しい。隣接する「しろとぴあ公園」にオートバイを停め、天守閣を眺める。やはり、数ある城のなかでも、最も美しいといわれるだけのことはある。

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姫路市公式ページ
世界文化遺産国宝姫路城 (中山義之氏のページ)


姫路城


 さて、今日、泊まるところが決まっていない。なんとなく慣れっこになっているが、こういうのは、旅をする者としては、あまり誉められたことではない。
 この時間になると、旅館はまず断られてしまう。ビジネスホテルは、ほとんど満室である。もう、健康ランドとか、カプセルホテルくらいしか、あいていないだろう。姫路には、一泊2,800円と格安のカプセルホテルがあることは、調べてきている。だが、カプセルホテルに泊まるくらいなら、キャンプした方がましだ。
 ということで、私は赤穂市まで走った。そして、海沿いにあるキャンプ場をみつけた。
 若いカップルが乗っているとおぼしきクルマが2〜3台、キャンプ場の駐車場にとまっていた。ちょっと気を遣ってしまう。地方に住む若者にとって、クルマを持っているということは、女性と交際をするうえで、最低限の条件なのであろう。
 私は誰もいないキャンプ場に、テントを張った。もう、夜9時になっている。周囲の様子は暗くてわからない。が、静かなところで、波の打ち寄せる音を聞きながら眠った。

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赤穂市公式ページ


 


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